使用例

ワークの冷却（粗熱取り）を目的として採用されています。
食品類や、工業用加工品で加工終了後に冷却を行いたい場合に使用されます。
図のようにクーリングトンネルより循環式で使用する場合と、直接ワークに風を吹き付ける方法があります。

射出成型機金型表面の結露を防止をする目的で採用されています。金型には冷却水が流れており、金型表面は保温施工ができないため、周囲の温度が高いと表面に結露が発生し、生産に支障が生じます。これを防ぐため、金型周囲に冷却水温度以下の露点除湿空気を金型表面の結露を防ぎます。

多くの酒造メーカーでは原料の蒸米を空気圧により醸造タンクへ移送しています。 醸造タンク投入時、蒸米の温度はできるだけ低い方が好ましいため、送風機出口側 にブロワ冷却機を設置して、移動中に蒸米を冷却するために採用されました。（ブロワーの機外制圧が高いため、冷却しない場合は空気の温度が上がってしまう）

制御盤内の温度上昇を防止する目的で採用されています。雰囲気温度が高い事と、制御盤台数が多いため、盤用クーラーでは対応できないので、ブロワ冷却機より各制御盤へ冷気を供給し制御盤内の温度上昇を防止しています。その他スポットクーラーとしても使用可能です。

粉体搬送用空気の除湿を目的として採用されました。夏場の高湿度の空気をそのまま使用すると、搬送ラインの壁面に粉体が固着して、配管が詰まってしまうというトラブルを防止するために使用されます。除湿が主目的のため、装置は送風機の吸込み側に設置されます。